2026年8月28日
中古車相場が高騰中の今こそ知っておきたい「賢い探し方」
最近の中古車市場では、価格の高止まりがはっきりと表れています。オートオークションの成約単価はこの2年で大きく伸び、 2024年のAA成約単価が前年比+12.1万円の84.7万円だったのに対し、2026年7月は134万5千円と、中古車相場はこの2年で急騰し高止まりしている 状況です。背景には海外への輸出需要の急増があり、 円安基調も日本中古車の割安感を押し上げる形で追い風が吹いている ため、状態の良い車ほど早く買い付けられてしまう傾向があります。加えて 新車の納期遅延や新車価格の高騰も、中古車市場が高値水準にある理由として挙げられる ため、「中古車も高いなら新車を待とう」と思っている方も多いかもしれません。
しかし、相場全体が高いからこそ、探し方次第で差がつきやすいのも今の市場の特徴です。最近のデータでは、車種によって在庫の動き方に大きな違いが出ています。人気車種は掲載終了(成約)までの期間が短く売り手優位になりやすい一方、動きが鈍った車種は在庫が積み上がり、価格交渉の余地が生まれやすくなります。狙っている車種の「掲載され始めてどれくらい経っているか」をチェックする癖をつけると、値引きしやすいタイミングが見えてきます。掲載期間が長い車両は、販売店側も「早く決めたい」という心理が働きやすいため、遠慮せずに条件交渉を持ちかけてみる価値があります。
具体的なチェックポイントとしては、まず「年式・走行距離だけで判断しない」ことが大切です。走行距離が少なくても長期間動かしていなかった車は内部の劣化が進んでいる場合があり、逆に走行距離が多くても点検記録簿がしっかり残っている車は安心材料になります。購入前には整備記録簿の有無、修復歴(事故などで骨格部分を交換・修理した履歴)の確認、保証期間と対象範囲(エンジン・電装系まで含まれるか)を必ず確認しましょう。特に保証の範囲は販売店によって差が大きいため、価格だけでなくアフターサービスも比較材料に入れることをおすすめします。
タイミングの工夫も効果的です。決算期(3月・9月)はディーラー系の販売店で在庫整理が進みやすく、モデル末期や新型車発表直後は下取りで出てくる旧型車が増える傾向があります。焦って一台に絞るより、複数の販売店やオンラインの在庫情報を横断的に見比べることで、同じ条件でも数万円単位の差が見つかることも珍しくありません。
相場が高いというニュースを聞くと及び腰になりがちですが、裏を返せば「情報を持っている人ほど得をしやすい市場」でもあります。掲載期間や在庫の動き、保証内容といった小さなポイントに目を向けるだけで、納得のいく一台に出会える可能性は十分にあります。まずは気になる車種の在庫をいくつか眺めてみることから、あなたの中古車探しを始めてみてはいかがでしょうか。
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