2026年9月16日
車を手放さない人が急増中、中古車品薄時代の狙い目とは
「車を手放さない人」が増えている、その裏側
最近、中古車市場で気になる動きが出ています。円安を背景にした海外からの購入需要増加に加えて、国内では自動車を手放さずに長く乗り続ける人が増えていることが、中古車の流通量を押し下げる一因になっているのです。 前項でも触れた円安による海外需要の増加に加え、国内では自動車の平均使用年数が長期化していることも、中古車の市場流通量を抑える一因となっていると考えられます。保有期間の長期化により下取り・売却に回る車両が減少し、結果として需給バランスが引き締まる傾向が見られます。
つまり「そろそろ買い替えようかな」と思う人自体が減っているため、市場に出てくる中古車の絶対数が少なくなっているというわけです。相場が上がり気味と聞くと及び腰になってしまいますが、実はこういう「品薄相場」だからこそ狙える隙間があります。ポイントは、みんなが同じタイミングで動くときにこそ、流通のタイミングを逆手に取ることです。
新型発表・改良のタイミングで「下取り車」が動き出す
自動車業界では、上位モデルのマイナーチェンジや一部改良が行われるたびに、乗り換えを検討するオーナーが増えます。実際、この秋も複数の人気車種で改良モデルの発売が相次いでおり、 新型発売前後には、現行モデルの在庫車、展示車、試乗車に販売条件が付く可能性があります。中古車市場では、乗り換えに伴って2022~2025年式の下取り車が増え、相場が一時的に調整されることも考えられます。
つまり「新しいモデルが出た直後」というのは、普段は表に出てこない良質な下取り車がまとまって市場に流れ込むタイミングでもあるのです。さらに9月や3月は多くの自動車販売会社にとって決算期にあたり、 9月は自動車販売会社にとって上半期の決算月です。完全新型車の発売だけでなく、改良前モデルの在庫販売、購入支援、低金利キャンペーン、下取り強化などが重なりやすく なる時期でもあります。品薄相場の中でも、こうした「流れが生まれる瞬間」を意識しておくと、選択肢がぐっと広がります。
具体的に探すときに意識したいチェックポイントは次の通りです。
- 気になる車種の新型・改良モデルの発売時期をあらかじめ調べておき、その直後の在庫をチェックする
- 決算月(3月・9月)前後は値引きだけでなく、下取り車の入庫状況にも注目する
- 「年式が新しめなのに価格がこなれている」車両は、乗り換えラッシュで出てきた掘り出し物の可能性がある
- 走行距離だけでなく、点検・整備記録簿の有無で車の状態を見極める
品薄でも「探し方」を変えれば選択肢は広がる
相場が高め、流通量が少ないと聞くと「今は買い時じゃないのかも」と感じてしまいがちですが、実際にはタイミングと探し方次第で状況は変わります。特にモデルチェンジ直後や決算期は、普段より多くの車が市場に出てくる貴重な時期です。焦って決めるのではなく、こうした「波」を知った上で気長に情報をチェックしていくことが、結果的に納得のいく一台との出会いにつながります。
中古車選びは、相場のニュースだけを見て諦めるのではなく、市場の裏側にある動きを知っているかどうかで結果が大きく変わってきます。今回紹介したようなタイミングを意識しながら、ぜひニココミで気になる車種の在庫をのぞいてみてください。思っている以上に、いい出会いが待っているかもしれません。



