← コラム一覧へ戻る

2026年9月18日

新車販売好調の今が狙い目、下取り中古車を見抜くプロの視点

新車販売の回復が生む、優良な下取り車という“出物”

このところ国産メーカーの新車販売は勢いを取り戻しています。 2026年7月の国内新車販売台数は登録車+軽の合計で41万7,163台、前年同月比+6.8%と4カ月連続のプラス となり、人気車種の受注残消化や新型モデルの投入効果が市場全体を押し上げています。新車がよく売れるということは、その裏側で下取りに出される車も増えるということ。実際、 半導体不足による新車の供給遅れが改善されたことで下取りや買取による中古車の流通台数が増加し、中古車オークション最大手のデータでも2025年度上期のオークション出品台数は過去最多を更新 しています。

つまり「新車が元気な時期」は、状態の良い下取り車が市場に出やすいタイミングでもあるのです。特にモデルチェンジや改良直後は、これまで大切に乗られてきた前モデルがまとめて中古市場に流れ込みやすく、初心者でも比較的探しやすい“出物”に出会える可能性が高まります。

プロが必ず確認する「点検記録簿」と「保証書」の見方

とはいえ、状態の良い下取り車が増えているからといって、どれを選んでも安心というわけではありません。プロが中古車を見るとき、外装や走行距離だけでなく必ず目を通すのが点検記録簿(オイル交換や定期点検の履歴が記録された冊子)と保証書です。ここに具体的なチェックポイントをまとめます。

- 点検記録簿がきちんと残っているか。空欄が多い車は、メンテナンスの実態が分かりにくくなります

- 保証書やリコール対応の履歴があるか。メーカー保証が残っている場合、購入後の安心感が大きく変わります

- 修復歴の有無を販売店にはっきり確認する。フレームなど骨格部分の修理歴があるかどうかで、その後の耐久性の印象も変わってきます

- 前所有者の使用状況(通勤メインだったか、長距離移動が多かったかなど)を販売店に聞いてみる。営業マンが把握していれば、車の“これまでの人生”が見えてきます

これらは特別な知識がなくても、販売店に「見せてください」「教えてください」と一言添えるだけで確認できるものばかりです。遠慮せずに聞くことが、後悔しない一台に出会うための一番の近道になります。

円安・輸出需要という追い風と、これから狙うタイミング

もう一つ知っておきたいのが、相場全体の背景です。 2025年の中古車買取相場は好調な水準を維持したまま秋の需要期を迎え、9月以降には過去最高値を記録 しており、 円安による海外需要の増加に加え、中古車流通量の減少、新車供給の不安定さによる需要のシフトなどが重なって高値傾向 が続いていると分析されています。一方で、新車の販売回復に伴って中古車の供給自体は増える方向にあるため、車種や条件によっては値ごろ感のある一台を見つけやすくなっている場合もあります。

新車がにぎわう季節は、実は中古車探しにとってもチャンスが潜んでいる時期です。点検記録簿や保証の有無をひとつずつ確認しながら、自分に合った一台をゆっくり探してみると、思いがけない掘り出し物に出会えるかもしれません。まずは気になる車種の在庫状況を眺めてみるところから、始めてみてはいかがでしょうか。

お探しの一台が見つかるかもしれません

気になる車種や条件があれば、お気軽にご相談ください。