2026年9月29日
中古車選びは"将来"まで見る、プロが教える得する視点
秋から冬にかけて動き出す中古車市場
夏の落ち着いた時期を過ぎ、中古車市場は秋から冬に向けて少しずつ動きが出てきます。特に注目したいのが秋冬のSUV需要の高まりです。 一方で、9〜11月は冬需要を見据えた仕入れが進む時期です。 雪道や悪路にも強いイメージのあるSUVは、この時期になると探す人が増え、在庫の動きも活発になります。
さらに、ここ数年続いている円安の影響も見逃せません。 理由のひとつは、ここ2〜3年続いている円安による海外需要です。 海外への輸出需要が根強いことで、国内に残る中古車の絶対数が限られ、相場が急落しにくい状況が続いています。つまり「様子見をすれば安くなる」とは限らない相場環境が続いているということです。だからこそ、今のうちから「どんな車を選ぶべきか」を具体的にイメージしておくことが、結果的に得につながります。
プロが見ている「将来も高く売れる」中古車の条件
意外と知られていませんが、中古車選びで差がつくのは「買うとき」だけではありません。数年後に乗り換える際、どれだけ高く手放せるかというリセールバリュー(再販価値・将来売却したときの評価額)の視点を持つと、トータルの負担がぐっと軽くなります。車の価値は年数とともに下がっていきますが、 3年後の初回車検時には50〜60%程度まで下がることが多い とされ、下がり方には車種やコンディションによって差が出ます。
購入時に意識しておきたいチェックポイントは次の通りです。
- 「人気カラー」であるか(白・黒・シルバーなど定番色は需要が安定しやすい)
- 「走行距離」が年式相応か(極端に多い・少ない場合は理由を確認する)
- 「記録簿・整備手帳」がそろっているか(過去の点検・修理履歴がわかる書類)
- 装備やグレードが標準的で人気の高い組み合わせか
- モデルチェンジの時期が近すぎないか(近いと現行モデルの下取りが増え、相場が調整されやすい)
これらは特別な知識がなくても、販売店のスタッフに聞けば教えてもらえる項目ばかりです。「この車、将来も需要ありますか?」と一言添えて相談してみるだけでも、担当者の答え方から誠実さが伝わってくることもあります。
今の時期だからこそ、前向きに探してみる
相場が大きく崩れる気配が少ない今は、じっくり待つよりも「良い状態の1台に出会えたら決める」くらいの気持ちで動くほうが、結果的に満足度の高い買い物につながりやすい時期でもあります。将来の乗り換えまで見据えた視点を持てば、目の前の1台がぐっと選びやすくなるはずです。気になる車種があるなら、まずは近くの販売店やオンラインの在庫をのぞいてみることから始めてみてはいかがでしょうか。



