2026年10月1日
新車不振なのに中古車高騰?供給減少の今を狙う理由
新車が売れないのに中古車は高騰している
結論から言うと、今は「新車の不振」が「中古車の高騰」を招くという、一見逆説的な状況が起きています。新車が売れなければ買い替え時の下取り車両も減り、中古車市場に出回る台数そのものが細っていきます。実際に直近の統計では 中古車登録・届け出台数は前年同月比0.9%減となり、2カ月ぶりにマイナスに転じ ました。背景には 新車販売が低調なことから下取り車両が減った という事情があります。つまり今は欲しい車種を見つけても「すぐ押さえないと次がない」可能性が高いタイミングなのです。
オークション相場は2カ月連続で過去最高値
この供給不足は、プロ同士が車を仕入れ合う中古車オークションの数字にもはっきり表れています。中古車オークション運営会社の集計では 10月の成約台数は前年同月に比べて11%増だった 一方、 成約車両単価は前年同月より6%高い130万5千円 となり、 9月につけたこれまでの高値(130万3千円)を上回り、2カ月連続で最高値を更新した と報じられています。さらに同時期の新車販売は 前年同月比2%減の39万5189台だった。前年実績を下回るのは4カ月連続 という状況で、 輸出向けの需要が強まる一方、新車販売が伸び悩んでいることで中古車の供給が減っている ことが、業者間の仕入れ値=将来の店頭価格を押し上げる構造になっています。「中古車なら新車より安く済む」という常識が、今は必ずしも当てはまりにくい局面に入っていると言えるでしょう。
供給が細る今、賢く中古車を探すための視点
こうした局面では、焦って高値をつかむのではなく、情報戦で先回りすることが大切です。次のような視点を持っておくと、無駄な遠回りを減らせます。
- 気になる車種は「本体価格」だけでなく税金・諸費用を含めた支払総額で複数店舗を比較する
- 同じ年式・走行距離でも在庫が薄い車種は条件交渉の余地が小さいため、仕様に強いこだわりがなければ候補の幅を広げておく
- 価格が動きやすい時期だからこそ、良い状態の個体が出た際にすぐ判断できるよう予算と希望条件を事前に決めておく
- 販売店に「仕入れ状況」や「次の入荷予定」を聞いてみると、表に出ていない在庫情報が得られることもある
供給が減っている局面は不安に感じやすいものですが、裏を返せば状態の良い個体を早めに確保できた人が得をしやすいタイミングでもあります。ニココミでも日々在庫は動いていますので、この機会に気になる条件で検索をかけてみて、今どんな車が出会えるのか覗いてみてはいかがでしょうか。きっと「これなら」と思える一台に出会えるはずです。



