2026年10月18日
中古車「100万円以下」消滅中?相場高騰の今の賢い探し方
中古車の「100万円台消滅」は本当か
結論から言うと、全体の相場が上がっているのは事実で、特に程度の良い100万円以下の中古車は数年前より明らかに減っています。ただし「完全にゼロになった」わけではなく、探し方や条件の付け方を工夫すれば、今でもお得な一台に出会うことは十分可能です。相場が上がっているからこそ、狙い目を知っているかどうかで差がつく時期だと言えます。
実際、中古車の買取・販売相場は円安や輸出需要の拡大によって押し上げられており、国内の中古車輸出は3年連続で過去最高水準を更新していると報じられています。海外バイヤーが積極的に買い付ける中で国内に残る車が減り、下取り車そのものが不足していることも相場上昇の一因です。こうした構造的な要因は一時的なものではなく、しばらく続く可能性があるとも指摘されています。
なぜ今、中古車相場が上がっているのか
背景にあるのは「円安」と「輸出の強さ」の組み合わせです。円安が進むと海外バイヤーにとって日本の中古車は相対的に割安に見えるため、国内の買い手と「取り合い」になりやすくなります。これに加えて新車の供給が落ち着いてきたとはいえ、下取りに出される車の絶対数がまだ戻りきっていないため、玉数が少ない状態で需要だけが高いという状況が続いています。
さらに季節要因も見逃せません。秋から年末にかけては冬のボーナス商戦に向けて中古車販売店が仕入れを強化する時期でもあり、良質な在庫ほど早く動く傾向があります。「そのうち値段が落ち着くだろう」と待っているうちに、気になっていた一台が売れてしまうケースも珍しくありません。
それでも「お得な一台」を見つける3つのコツ
相場全体が上がっている今だからこそ、予算と条件の付け方を少し見直すだけで選択肢は広がります。探すときは次のポイントを意識してみてください。
- 年式の新しさより「走行距離」と「整備記録」を優先する。年式が多少古くても状態の良い一台はコストパフォーマンスが高い
- 人気の高いミニバンやSUVだけでなく、軽自動車やコンパクトカーにも目を向ける。車種によって値動きの波が違うため、こだわりすぎないほうが選択肢が増える
- 在庫の入れ替わりが起きやすい決算期や月末のタイミングをチェックする。同じ車種でも時期によって価格や在庫状況が変わりやすい
- 「総額表示」で比較する。車両本体価格だけでなく税金・諸費用込みの総額で見ないと、見た目の安さに惑わされることがある
これらを意識するだけでも、予算内で納得できる一台に出会える可能性はぐっと高まります。相場が動いている今は、情報収集のスピードそのものが得につながる時期でもあります。
相場が上がっていると聞くと「今は買い時じゃないのでは」と腰が引けてしまいがちですが、実際には条件を整理して探すことで今でも狙い目の車は見つかります。まずは自分の予算感と希望条件を整理しながら、気になる方は下の在庫もチェックしてみてください。思っていたよりも良い一台が見つかるかもしれません。



